先日、「MateBook 13」買ったぜという記事を上げたばかりですが、実は知らない間にAMD製CPU(Ryzen)を搭載したモデルが出ていたので、今回はその紹介と比較です。
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MateBook 13ってなに?
中国のメーカーであるHUAWEIが手掛けるノートPCです。
2019年版(第8世代IntelCPU)と2020年版(第10世代IntelCPU)、上位モデルである「MateBook X Pro」が今までにリリースされており、価格帯は98,000円~とお手頃価格で高性能が売りとなっております。
今までは「MateBook 13」はIntelCPUのみのモデル展開だったのが、今回AMD製CPUモデルが販売開始され、更にユーザーのニーズに答えられる幅が広がりました。
Intelモデルとの比較
では実際に今回のAMDモデルがIntel製とどこが異なっているのか、比較していきます。
前提として、売りであるSurfaceライクな3:2画面比率、本体デザインは共通していますので、それ以外の部分での比較となります。
AMDモデル | Intelモデル(Core i5) | |
CPU | Ryzen5 3500U | Core i5-10210U |
CPUベンチマーク | 7200 | 6430 |
メモリ | 8GB | 8GB |
GPU | AMD Radeon Vega 8(内蔵) | UHD Graphics 620(内蔵) |
GPUベンチマーク | 2109 | 1124 |
ストレージ容量 | 256GB(M.2 SSD-NVME) | 512GB(M.2 SSD-NVME) |
外部接続 | Type-C×2 | Type-C×2(拡張ハブ付属) |
本体サイズ | 286mm×211mm×14.9mm | 286mm×211mm×14.9mm |
重量 | 1.3kg | 1.3kg |
駆動時間 | 7.2時間 | 12.4時間 |
実売価格 | 79,800円 | 99,800円 |
ということで、赤字が比較して優れているところです。
CPU・GPUスペックはAMDモデルのほうが上ですね。
特にGPU性能に関しては数値だけで見ると約2倍の差があります。
値段が2万円下がって、性能は上がっていると考えるとお買い得感は出てきます。
しかしながら、Ryzenの宿命で消費電力が多いため、駆動時間に5時間以上もの差が出ています。
実際に僕が使っている2020年i7搭載モデルでは、省電力モードにして軽い作業を行って11時間位が限界なので、公称値の時点で7.2時間はかなり持ち運びには辛いかもしれません。
大容量のPD対応モバイルバッテリーを持ち歩く人であれば、クリアできるのでトレードオフですね。
また、ストレージ容量は半分の256GBになっていること。
Intelモデルでは付属していた、拡張用のハブが付いていないことを考えると悩ましいところではあります。
どんな人におすすめできる?
- 数時間だけしか持ち運びしない人。
- 3:2画面比率で安く性能の良いPCが欲しい人。
- 本体容量はそんなにいらない人
こんな人にはおすすめできません
- 半日単位で持ち運びして利用する人。
- 3:2画面比率を求めない人。
- 本体容量が欲しい人。
まとめ
2020年4月にIntelモデルをリリースしてたった2ヶ月でAMDモデルが出てくるとは思いもしませんでした。
こうやってスペックを見ていくと、低価格かつミドルハイスペックな代わりに駆動時間と本体容量が犠牲になったモデルということがよくわかります。
個人的にはこれを買うなら3:2画面比率を捨てて、「MateBook D 15」を買ったほうが良い気がします。
逆に3:2画面比率で出来るだけ安く欲しいという人にはベストチョイスになりえる製品だと思いますので、決して無駄なラインナップではないのかなと。
「MateBook 13」シリーズはコンパクトな本体とリーズナブルな価格に見合わないスペックが売りとなっています。
13インチで16:9の比率はエクセルなどのファイル編集には不向きであり、それを解消するための3:2画面比率を具現化しためちゃくちゃ良い製品です。
13インチなのにまるで15インチくらいのPCを使っているような錯覚に陥るくらい、快適です。
今回ラインナップが増えたことで、よりコストパフォーマンスを追求した選択がユーザーに与えられたのは非常に喜ばしいことですね。
ポイント
グラフィック・処理性能を求めるなら i7モデル>Ryzenモデル>i5モデル
値段を求めるなら Ryzenモデル>i5モデル>i7モデル
もし購入候補に入っているという人は、どちらのCPUモデルを買うのかしっかり比較だけは忘れないようにしてください。