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【レビュー】ロジクール MX Keys KX800 がデスクワークにオススメすぎた

【レビュー】ロジクール MX Keys KX800 がデスクワークにオススメすぎた
ふじた

管理人ふじたです。
ツイッター(@fujita7771)もやってます。

デスクワーカーにとって、キーボード選びは非常に重要テーマです。

かくいう僕自身もゲーミングだリアルフォースだエルゴノミクスだと、色々なメーカーのキーボードをさまよい歩くジプシー。
打鍵感やサイズや利便性を考えると、本当にキーボード選びだけで日が暮れてしまうほど。

そんな僕でも以前からずっと憧れていたキーボードがありました。
ロジクール「MX Keys」シリーズです。

ゲーミングではない一般ユース向けとしては、ロジクールでの最高峰グレードの一つ。
もちろん値段もそれなりに最高峰。
シラフでは安易に手が出せないものの。

実は少し前にマウスが故障しまして……。
「マウスと一緒に買うから仕方ないよね」という、まったく意味のわからない理論で購入に踏み切りました。

今回はなんとかこじつけで理性を押さえつけて、購入に踏み切った男の「MX Keys KX800」のレビューです。

結論:キーボードジプシー卒業

先に結論からお伝えしますが、長きに渡ったキーボードジプシーを卒業できました。
つまりは大満足ということです。

僕がキーボードに求めるものは、

  1. 打鍵のしやすさ
  2. 利便性
  3. 所有欲を満たしてくれること

これら3つを備えた製品です。

そして「ロジクール MX Keys KX800」は、それら全てを兼ね備えていました。
控えめに言って、今まで使ってきたキーボードの全てが色褪せるくらい最高のキーボードです!

圧倒的な打鍵のしやすさ

MX Keys KX800はパンタグラフ方式のキーボードです。
メンブレン方式やメカニカル式方式と違い、特徴としてはキートップが低く、薄型で軽い力で入力できるのが特徴です。
ノートパソコンで採用されている形式と思ってもらえると大丈夫です。

キーストロークが1.8mmという少々珍しい設定となっており、これがMX Keysの打ちやすさの秘密だと思います。

通常一般的なキーボードは3mm~4mmになっているため、打ち込み感は強いのです。
しかしキーストロークが深いということはその分指を押し込むための力が多めに必要なります。

逆にノートPCのキーボードはどうかというと、1.5mm~1.6mmくらいが多いです。
最近は薄型ノートが流行っていますが、薄いがゆえに1.2mmとか極浅のキーストローク設定だったり。

MX Keys シリーズに採用されているキーストロークは前述の通り、1.8mmという絶妙な設定。
パンタグラフ方式なのに、めちゃくちゃ浅い感がないんですよね。

キートップには丸い窪みが付けられており、これが抜群のフィット感を与えてくれます。
ノートPCのキーボードを長時間使っていると、滑ってしまうような感覚があると思いますが、コイツなら大丈夫。

Uniflying+EASY-SWITCH で最強の利便性

ここ数年はロジクールのキーボード・マウスを使い続けていました。
理由は単純明快で、独自の無線規格Uniflyingが便利すぎるからです。

Uniflyingのレシーバーが一つパソコンに刺さっていれば、ロジクールの対応製品は全て対応できます。
よくあるワイヤレスのレシーバーは1デバイスに1レシーバーのため、パソコンのUSBポートが無駄に埋まってしまうんですよね。

ロジクール製品で揃えてしまえば、マウスもキーボードもレシーバー一つで済みます。
また故障で買い替えたりしても、レシーバーはそのまま継続で使えるので簡単なペアリングをしてあげるだけ。

またある程度上位のデバイスになってくると、「EASY-SWITCH」という機能を搭載。
1デバイスにつき最大3台のUniflyingレシーバーとペアリングができ、ボタン一つで接続先を切り替えできる機能です。

複数のPCを持っている人であれば、この機能の利便性は簡単に想像できるでしょう。

3台PCを持っていたとして、キーボード・マウスは一つでOK。
切り替えは簡単にボタンひとつでできる。

圧倒的な利便性がそこにはあります。

所有感を満たしてくれる高級デザイン

キーボードはデスクワーカーにとっての、重要な武器です。
しかしその武器が、ショボいデザインでは残念な気分になってしまいます。

「MX Keys KX800」は一般ユース向けモデルとしては、最上位モデルになるのでデザイン・質感ともに十分に満足できるものとなっています。

実測は807.4g

また非常に薄型ながら、打鍵を安定させるために本体の底部にはメタルプレートが埋め込まれており、本体重量は810gとなかなかの重量級。
最近のモバイルノートが1kg切り製品が増えていることを考えると、キーボードのみで810gというのが如何に重いものかわかると思います。

一度使っていただくとハッキリと分かるのですが、薄いのにこの重みによって打鍵を受け止めてくれる安定感がすごいです。
集中して打ち込み始めると、安物キーボードだとズレてきてそれがストレスになったりするわけですが、 「MX Keys KX800」 なら大丈夫。

電池持ちも抜群のワイヤレス

電池式と充電式のどちらがいいか論争は尽きませんが、個人的にはフル充電から長期間使えるのであれば充電式の方が好ましいです。

「MX Keys KX800」 はまさにそのニーズに答えてくれました。

バックライト点灯機能をONにしたままだと、10日間。
OFFにした状態であればなんと5ヶ月間も使えます。

しかも充電端子は近年のスタンダードとなったType-C。
アンドロイドユーザーであれば、最早机に一本Type-Cケーブルを転がしておけば、ついでにコイツも充電できます。

FLOW機能を使えば、マウスとキーボード同時に切替可能

EASY-SWITCHでの接続先切り替えは物理的にボタンを押す必要があります。

マウスとキーボードをロジクールで揃えてあげれば、同期して切り替わってくれると思いきや、そんなことはありません。
マウスの切り替えボタンを押して、更にキーボードの切り替えボタンを押す必要があります。

毎日使うものとして、どうせなら一発で2台とも切り替わってほしいところですが、なかなかうまく行かないものですね。

しかし、ロジクール製品にはもう一つ飛び道具として、「FLOW」という機能があります。

複数台のPC上でそれぞれロジクールのソフトを入れて設定してあげれば、まるでひとつのPCの用にドラッグ&ドロップでファイルコピーなどが出来る機能。
つまり、マルチディスプレイ環境のように2つのPCを使えるということです。

しかもこの機能をつかえば、FLOWでマウスの制御先PCが変わった瞬間に、一緒にキーボードも切り替えてくれます。

Easy-Swithのあと一歩だったところが、実はこんなところで実現できるんですよね。

欲を言えば、そんな小難しいことをしなくてもキーボードの切り替えボタンを押したらマウスが一緒に変わってくれりゃあいいものを、と思いますが、そこはおそらく技術的な問題もあるんでしょうね。

とにかく、FLOWを使えば複数PC環境の人は劇的に利便性が高まります。
マウスもキーボードも一つずつでOK。

あとはマルチディスプレイ様に、画面端にカーソルを持っていくだけで、切り替えのボタンを押さなくても両方切り替わってくれるんですよ?
便利すぎるとはこのこと。

掃除が楽すぎて汚れる気配なし

メタルボディに高品質のキートップ。
キーピッチはノートPCより、やや広めに取られており、ホコリが非常に溜まりにくい。

キーと本体との隙間も本当にわずかなので、極小のホコリしか入り込む余地がないんですよね。
キーは押し込めば本体とほぼフラットになるため、拭き掃除をするのも楽です。

長期間使っていくものとして、日頃の掃除が楽というのはかなりのメリットと感じています。

外観写真とか

化粧箱も豪華
裏面には仕様一覧が記載
内箱には簡単なステップガイドが書いてある
本体裏面には六ヶ所の滑り止めゴムがある

MX Keys KX800の気になるところ

バックライト点灯ありの状態での駆動時間

バックライトがあると夜間の作業はやはりテンションがあがります。
デスクライトだけで照らされた環境に、キラリとひかるキーボード。
かっこいいじゃありませんか。

しかし、バックライト機能をオンにすると最長でも10日ほどの駆動時間になります。
バックライトオフ時の駆動時間は、約5ヶ月(150日)ということを考えると、15分の1ですよ。

せっかくかっこいいのに電池もちを気にしないといけないというのは、少し残念な気持ちになります。

「MX Keys KX800」 は薄型パンタグラフ方式ですが、安定性を高めるためにメタルプレートが入っているそうです。
メタルプレートを入れるくらいであれば、バッテリー容量を増やしてほしかったなぁというのが正直なところ。

バックライトはカラー変更不可

光るキーボードといえば、今流行りのゲーミングキーボード。
しかし 「MX Keys KX800」 はゲーミングキーボードではないので、バックライトカラーは白色のみ。
ソフトウェア上でも変更は不可です。

個人的にはあまり気になりませんが、人によってはデスク周りの照明と色合わせをしたいという人もいるはずなので、明記しておきます。

できればテンキーレスモデルも出してほしかった

フルサイズキーボードなので、テンキーがあります。

エクセルなんかの事務作業で数字の打ち込みが多い人には良いと思うのですが、それ以外の人ってテンキーを使う頻度って本当に少ない気がします。
本当に必要であれば、別でテンキーを用意しても良いわけですし。

テンキーがあるとどうしても、モニターと正対したときに、キーボードがセンター配置にならないという葛藤が生まれます。

ミニマルな環境作りにおいても、できればテンキーレスモデルが欲しかったなぁと思ったり。
まぁこれは完全なワガママですねw

Macでも使えるユニバーサル仕様のため、キーボードの印字がゴチャってる

見てのとおりです。

「MX Keys KX800」 はMac OSでも使えるユニバーサル仕様です。
スタートボタンやCtrlボタンががOPTIONボタンとして、ALTボタンがCommandボタンとして割り当てられています。

パット見た時になんか下のほうがゴチャついてる印象が拭えません。

メカニカル式ではないので、キートップのみの交換などはできませんので、この点だけはどうしても許容するしかないという。

パームレストが別売り

MX Keysには別売りの専用パームレスト「MX10PR」があります。

僕はまだ購入していませんが、友人が使っていたので試しに使わせてもらいました。
感想としては、確かにあると楽。

ただ、完全別売りとなっているので、できれば同梱してほしかったなぁ……と。

また、僕のようにスタンディングデスクなどで高さ調整できる人は、微妙かもしれません。
机の高さに応じて、キーボードに向かう手首の角度も変わるので、ある程度疲労軽減されているんですよね。

とはいえ、純正品と言われるとなんか買ってしまいそうになる自分がいます。
あぁ、どうしよう。

MX Keys KX800はこういう人におすすめ

  • 薄型のキーボードが好きな人
  • ワイヤレスキーボードが好きな人
  • タイピングミスを少しでも減らしたい人
  • 長時間打ち込み作業がある人
  • ちょっとだけ光るキーボードが欲しい人
  • ロジクール製品でまとめたい人
  • ロジクール製品の便利機能を使いたい人

製品としてはめちゃくちゃ良いので、上の条件に何個か当てはまる人は買って損はしないと思います。
というか、今のキーボードに少しでも不満のある人であれば、間違いなく満足できます。

またロジクールの一般ユース向けとしてはこれ以上ないハイエンドなので、これさえ持っておけば今後の基準になります。

まとめ

現状これ以上ないキーボード

気になる点は上にあげたようにありますが、些末な問題です。

こいつがデスク上に鎮座しているだけで、満足感を味わえます。
また明らかにミスタイプが減ったのは、長時間作業する自分にとっては嬉しい点です。

デザインもクールですし、質感にも高級感があり、さすがのロジクール最上位モデルといったところでしょうか。

僕は今回の購入で、キーボードジプシーを卒業できたので、こいつが壊れるか、後継機が出るまでは使い続けるでしょう。
同じようにキーボード選びで悩み続けている人には、ベストチョイスとなり得る製品だと思いますので、オススメです。

というか、メカニカルが苦手という人にはこれさえ買っておけば間違いないので、悩む前に買ってしまうのをおすすめします。
それくらい素晴らしいキーボードだということが、少しでも伝われば幸い。

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