メイン機をiPhoneからAndroidに切り替えたのが約7年前。
iPhoneなんていまさら考えられるか!と息巻いていたAndroidおじさんが、出会ったのは12miniというまさかの新デザインコンパクトモデル。
素敵やん! とときめいたところで、いっそのことメイン機をiPhoneにしたろ、と一念発起。
いろいろトラブルはございましたが、発売日から二週間ちょいが経ってようやくある程度の最適化が済みました。
ということで、今回はタイトルの通り、Android大好きおじさんがiPhoneに切り替える際に行ったことを紹介していきます。
タッチで飛べる目次
Androidで重宝していた機能など
私がAndroidを使っていた理由は
- Googleアカウントを用いたマルチデバイス連携が強力なこと
- ファイル選択時にアプリ選択機能があること
- 2chMateが神がかり的に使いやすいこと
- デュアルSIM対応機があること
- キーボードの幅寄せができること
以上の5点。
iOSも14になって、蓋を開けてみると気づいたらグーグルアカウント連携しやすくなってるわ、アプリ選択できるようになってるわ、XS以降eSIMとのデュアルSIM機になってるわ、標準キーボードが幅寄せできるようになってるわ、大体の問題は解決していたのです。
2chMateはそこまでヘビーユーザーではないので、諦めることに。
Googleアカウント同期のiPhone環境を作るにあたって
大事なルールを一つ決めました。
いつ何時でもAndroidに戻れるような環境を作る、というただ一つのルールです。
後述しますが、iPhoneでは通話の録音が基本的にできないため、仕事に支障がでるようであれば、Androidに戻さねばならないという個人的な事情のためです。
Googleアカウントを主軸に置いた環境作りをしておけば、いつ何時Androidに戻さねばならないとなったときも、移行の手間が省けます。
Googleアカウントと同期する方法
iPhone12miniを購入し、弄っていく中でGoogleアカウントと強力に連携する方法がわかったので、TIPS的にまとめておきます。
電話帳・カレンダー
いつの間にかGoogleアカウントと同期できるようになってます。
iCloudの電話帳をAndroid端末で直接同期する方法は現状では見当たらないので、これには正直驚きました。
これさえ出来れば、いつ何時Androidに戻るとしても電話帳・カレンダーのことを心配しなくて良いのですから、一気に気楽になりました。
メモ
メモは大事です。
よって、どの端末からでも見られるようにするため、Google Keepを使用。
もちろん、iPhone版のGoogle KeepをインストールするだけでOK!
写真・動画
Googleフォト常用。
通信量は多少食いますが、撮った写真をあらゆる端末で閲覧・ダウンロードするにはこの方法が一番です。
今後高画質でのアップロードに容量制限が設けられるみたいですが、データの取り回しの良さや堅牢性を考えるとこれしかありません。
メール
言わずもがな、メインはGmail。
こちらは電話帳と同期する手順で、標準メーラーに同期されますが、iPhoneの標準メーラーは使いづらいので、純正Gmailアプリをインストール。
いつでもどこでも、同じフォーマットで使えるという安心感。
各種ファイル
Googleドライブ&スプレッドシートアプリで連携。
仕事上のPDFファイルやエクセルファイルはもちろん、個人の書類ファイルや資料も全てオンラインで閲覧・編集可能。
LINE
Android→iPhone間のアカウント移行にはトークの復元が不可能という難点があります。
いまやLINEは公私共にメインの連絡ツールとなっているため、古いトーク履歴も何かあったときに残しておきたいもの。
こちらはシステム上どうしようもないため、PCでのログイン&iPadでのログインをして、ダブルで履歴を残すことにしました。
もうそろそろトークも含めて完全移行させてくれと思わないでもないです。
音楽
ローカルファイル再生はやめよう!
これを機にSpotifyに完全移行。
ストリーミングで移行も糞もありません。
ログインするだけで全てが解決します。
ブラウザ(ブックマーク・パスワード)
もちろんのことChromeアプリを使うのですが、
設定→Safari→デフォルトのブラウザApp
で、標準ブラウザの設定ができるようになっているんですね!
つまりメールなどの他のアプリからリンクを開くときに直接Chromeで起動できるという……。
もちろんgoogleアカウントでログインすれば、ブックマーク等もそのまま!
パスワードも全て覚えてくれています。
Androidに近づける便利なiPhone設定
データ関係はGoogleと紐付けることで、一安心となりました。
しかし、操作関係はなかなかそうも行きませんでした。
なんとかこねくり回しつつ、目処が付いたのでその設定を解説していきます。
顔認証(FaceID)
iPhoneの顔認証ってすげぇ優秀ですよね。
しかし、標準設定では状況によっては認証速度に難が感じられたため、設定を変更。
設定→FaceIDとパスコード→FaceIDを使用するには注視が必要をオフ
認証速度が早くなります。
また同じページの「画面注視認識機能」はバッテリーを食っていそうな設定だったため、オフに。
ホントはiPad Air(第4世代)のように指紋認証が付いてるのがいいんですけどね。
パスコード設定
標準では6ケタ設定のパスコード4ケタに変更。
FaceIDはマスク必須のご時世には自宅でしか使い物にならないため、パスコード入力の頻度は多いため、簡易化することで少しでもストレス軽減。
もちろんセキュリティ面では6ケタ推奨ですが、本体どっか行ったら遠隔初期化すりゃあいいですから、対奥さん用にしかなりませんよねw
というわけで、ストレス軽減を重視。
キーボードを幅寄せ
手の小さい男にとって、近年のiPhoneはデカすぎました。
一番困るのはキーボードサイズです。
AndroidではATOKを使用し、キーボードサイズはかなり自由に変更が効きました。
iOS版ATOKはかなり動きに癖があり、正直しっくりこなさすぎて諦めることに。
そしてよくよく見れば標準キーボードに幅寄せ機能が付いているではありませんか!
6~SE2までのサイズだときついものの、12miniでは幅寄せでしっくり。
予測変換がポンコツなのはご愛嬌ですね。
背面タップ
新しいiPhoneには面白げな機能がついてました。
それが背面タップ機能です。
名前の通り、iPhoneの背面をポンポンとタップすることで、任意のアクションを動作させることができるという便利機能。
設定は下記の通りすすめると出来ます。
割といろんなアクションを割り当て出来ます。
僕はいろんな端末を常日頃触るので、スクリーンショットを背面タップに割り当てしています。
これで「どうやるんだっけ?」みたいな悩みとおさらば!
データ移行はiPhoneの方が楽だと気づく
動作検証用のiPhone7から、iCloudを使ってデータ移行。
知識として知ってはいましたが、アプリの設定等やアイコン配置等も全てそのまま戻ってくるという衝撃。
Androidは一括でやる方法もありますが、どうしてもメーカー謹製アプリなどが一緒に入ってきてしまったり、クリーンな環境を用意しようと思うと、結局手動移行が望ましかったため、これは圧倒的にiPhoneに軍配があがるな、と感じました。
まとめ
Googleアカウント連携でiPhoneは神になる
結局の所、データの同期元を一本化できればあとは些末な問題です。
今回iPhoneがいつの間にかGoogleアカウント同期ができるようになっていたことに気づき、テンション爆上がり。
逆にiCloudの強みである、全てそのまま戻ってくるという点はアプリに対してのみ使うことで、今後iPhoneを使い続けるのであればデータ移行がスーパー楽になるやんという発見もありました。
動作の安定性はやはりiPhoneに軍配があがりますし、使いやすいのは事実。
近年は電池持ちの割に本体サイズがでかく、重いという点で絶対にiPhoneにはしたくないという僕でしたが、iPhone12miniの登場によって180度変わってしまいました。
AndroidからiPhoneへの切替で躊躇するであろうデータ移行の手間、冗長性といったところが、Google連携で解決する今なら、素直にiPhoneをおすすめできます。