仕事柄もあり、周りからスマホや格安SIMや固定回線のことなんかをよく相談されます。
ということで、今後何回かに分けて本当に得する、そして損しないための固定回線選びを解説していきたいと思います。
スマホや格安SIMは正直、ネットで調べればある程度の情報が出てくるのですが、固定回線に関してはスマホとのセット割やキャッシュバックなどを加味して考えねばならないので、難しいですよね。
ということで、今回はシンプルにスマホを軸に考えてみます。
タッチで飛べる目次
ドコモ利用者
セット割対象サービス
ドコモ光のみ
注意点
割引に関して
シェアパックの場合、シェアの代表回線のみに割引が付く。
新プラン(ギガホ・ギガライト)は、ファミリー割引内に一人でもドコモ光をしている人がいれば、全員に割引が自動的に付く。
そのため、実家や親戚がドコモ光利用などの場合は、他社を選ぶほうが賢い場合あり。
理由は光セット割はファミリー割引グループ内に何回線ドコモ光があっても、割引が重複や増額されたりしないため。
dカードゴールドを持っているならポイント10%還元で、実質料金が安くなるのでファミリー割引内にドコモ光がすでにあっても、選択肢としてはあり。
速度に関して
ドコモ光はNTTフレッツ系の回線(コラボ光)のため、プロバイダーや環境によって速度が大きく変わります。
フレッツ系回線では次世代通信方式であるIPV6系の利用ができるプロバイダーと環境を整えないと、ADSLより遅いという地獄を見ることになります。
申込みはどこが得なのか?
基本的にはネットが一番キャッシュバックが多いです。
ソフトバンク・ワイモバイル利用者
セット割対象サービス
ソフトバンク光
So-net光
NURO光
セット割がつくからといって、SoftBank Airは安易に契約してはいけない。
友人やお客さんで痛い目にあってる人が多い(再利用不可の本体の分割購入や電波強度、実際の速度など)
中身がNTTフレッツと同じ(コラボ光)固定回線のソフトバンク光 or So-net光をちゃんと契約しましょう。
速度を求めるならNURO光を選ぶのもありですが、引越し先に持っていけない場合があるので解約金や条件等には要注意です。
注意点
ソフトバンク光で快適な速度を得るためには、ひかり電話の契約が必須になります。
なぜかというと、次世代通信方式(IPV6プラスやアルファなど)を利用する際に、原則的にホームゲートウェイ(HGW)という、終端装置が必要となるからです。
そしてこれはひかり電話の契約がないと、NTTが貸し出ししてくれない機械となっているので、結果的に高速通信を行うならひかり電話の契約が必須となるわけです。
もちろん余分に料金がかかるわけですが、それを加味してもソフトバンク回線とのセット割引は非常に強力です。
またソフトバンクとワイモバイルではセット割金額自体が異なるため、事前に確認しておきましょう。
申し込みはどこが得なのか?
以前はケータイ購入時にセットで申し込むのが、端末割引なども入りお得でした。
しかし総務省の指導により端末本体値引きが上限22000円となってしまっため、現在では本体購入との同時申し込みはお得感は薄れています。
そのため、量販店 or ネット申し込みが一番お得です。
au・UQモバイル利用者
セット割対象サービス
au光
電力系光(eo光・コミファ光など)
CATV(J:COMなど)
Biglobe光
DTI光
ASAHIネット光
セット割が付くからと言ってWiMAXを契約するのはおすすめしません。
無制限を謳いながら3日で10GBというトンデモナイ利用制限がもれなく付いてくるからです。
スマートバリューとauセット割の違い
auのセット割は二種類あり、注意が必要です。
スマートバリューは条件を満たせば複数回線に割引が付きますが、auセット割は指定の1台にしか割引が付きません。
上記の赤文字記載の回線はスマートバリュー。
青文字記載の回線はauセット割。
おすすめ回線
電力系光(eo光、コミファ光など)がおすすめ
次点au光
auはセット割が効く固定回線業者が多く、一番選択肢がありますが、快適さを求めるのであればケーブルテレビ(J:COMなど)だけは契約しないようにしましょう。
建物にもよりますが、下りが320Mbps、上りが10Mbpsが最大速度となることが多いためです。
また名前の通り、人によっては見もしないCS放送とセット販売されることが多いため、料金が割高です。
個人向け5Gbps・10Gbps回線を提供している、電力系やau光とセット割が効くのは嬉しいところですが、マンションの場合は100Mbpsしか提供されないケースがあるので、速度と料金のバランスが重要です。
au光に関しては過去にトラブルもあったため、戸建てタイプでの導入はリスクが高いです。ずっと使い続けるのであれば大丈夫ですが、切り替える可能性がある場合はおすすめしません。
申込みはどこが得なのか?
ソフトバンクと同じ理由で、量販店 or ネットでの申込みがおすすめ。
格安SIM利用者
適時セット割が少しでも効くところ。
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まとめ
安くて速いは両立できる
基本はケータイに合わせて回線を選ぶか、使用中の回線に合わせて携帯会社を変えるかの二択ですね。
毎月固定でかかってくる金額なので、できるだけ安いに越したことはないです。
ただ、そのためには速度や使い勝手を犠牲にしないことが前提となるので、固定回線の知識は絶対に身につけたほうが良いです。
僕の場合は基本がNTTフレッツ系の回線で解約金を考慮しながら、キャッシュバックを計算にいれて、定期的に切替をしているので、年間での支払額は実質0以下です。
当面は楽天ひかりで一年無料になりましたしね。
携帯や固定回線などは知識をつければつけるほど、毎月の支出に大きく活かせるのが面白いところです。