IoT製品・サービスが年々広まってきましたね。
かくいう僕もIoT製品は「日々の生活を豊かにする」ものとして、いち早く導入してきました。
今回は恩恵を受けやすい照明関連。
「PHILIPS Hue」ライトシリーズのおすすめです。
タッチで飛べる目次
Hueって何?
スマート照明のパイオニア
Hueとは家のネットワーク回線を利用して、遠隔操作できるLED照明の製品名です。
開発は電気シェーバーや電動歯ブラシで有名なPHILIPSさん。
これがあれば、スイッチやリモコン不要で全てスマホ一台で操作が可能になります。
GPSと連動して、帰宅時に自動で照明オン。
朝になったら日差しの代わりに徐々に明るくする。
こういったことが簡単にできてしまう製品です。
僕はこのメーカーの製品がすごく好きなのですが、好きになったきっかけというのが、このHueライトシリーズなんですよね。
何が出来る?
ご自宅にネット回線があることが前提となります。
無線LANルーターに専用の中継機であるブリッジを接続。
ブリッジに用意したHueライトシリーズを認識させてあげれば、あとはスマホやタブレットなどで手元操作が可能になります。
室内だけでなく、外出先からのリモート操作にも対応しているので、電気の消し忘れがあっても安心。
出張中や帰省中など、数日家を開ける際に特定の時間につけてあげれば、空き巣対策にもなります。
また、便利な使い方としては時間や曜日指定でのルーチン操作や、GPSを利用した自動点灯・消灯などもありますよ。
口の合う照明器具と専用のHueライト一つから導入できるので、ちょっとずつ増やしていくのがおすすめです。
わかりやすい公式動画
必要なモノ
ネット回線
厳密には無線LANルーターさえあれば、ネット回線の契約がなくても使えます。(室内だけの操作)
ただし、Hueの売りである遠隔操作など、IoT製品として活用するのであれば、ネット回線が必要になります。
これは光回線などの固定でなくても、ポケットWi-Fiや極端な話が、スマホのテザリングでもOKです。
ブリッジ
名前の通りHueランプと、ネットワークを繋ぐためのものです。
最近は直接接続できるタイプの電球も出たのですが、基本はこのブリッジを基点として環境を作ってあげる必要があります。
Hueライト
一番メインになるライト本体です。
既存の照明器具に取り付ける電球タイプや、そのまま壁に貼り付けるLEDテープ型、それ自体が置型の照明器具として使える独立タイプなど、様々な種類があります。
ブリッジだけあっても肝心のライト本体がなければ、もちろん何もできないので、最低一つは必要になります。
対応している照明器具
電球型を使う場合は必須になります。
Hueがメイン商材として扱っている「Hueフルカラーシングルランプ」や「Hueホワイトグラデーションランプ」はいわゆる一般的な電球になっており、E26という規格のソケットであればどんなものでもOK。
最近になって海外で使われていることの多い、E17という規格のものも販売されるようになりました。
なので、お持ちの照明器具を使う場合はどちらの規格なのかを確認してから購入する必要があります。
スマホ(タブレット)
AndroidでもiPhoneでも大丈夫です。
これら5点あれば、導入可能です。
実際に使うとこうなる
現在我が家の照明は約80%がHueシリーズになっています
主な利用はリビングと寝室。
元々目が光に敏感で明るい部屋にいると疲れてしまう体質なので、Hueを導入する以前も間接照明がメインでした。
持っている製品は
- Hueブリッジv2
- Hueフルカラーシングルランプ×3
- Hueライトリボン×2
- HueGo×3
ブリッジとシングルランプはスターターセットに付いているやつですね。
買い足したのはライトリボンとHueGoのみ。
正直一個一個かなりいい値段なので、スターターキットを買ったあとは約1年かけて買い足していきました。
リビング
13帖のリビングです。
- テレビまわりにHueGoを2つ。
- キッチン家電周りにHueGoを1つ。
- キッチン上部にライトリボンを1つ。
- ソファ下にライトリボン1つ。
僕も嫁も両方ともスマホから操作できますし、そのあたりに転がっているタブレットからももちろん、どこからでも操作が可能です。
アレクサの紹介記事にも書きましたが、スマートスピーカーのAmazonEchoシリーズもそのへんに散らばっているので、声での操作も可能です。
周辺機器として、簡易スイッチも設置してあるので、普通の照明のようにスイッチでのオンオフもできますし、簡単な色の切り替えもここから可能です。
寝室
寝室での使い方はシンプルで、デスク周りの照明として一つ。
枕元に一つ置いています。
枕元に置いている理由はルーチン設定で、指定の時間になったら徐々に明るくすることで、明かりによる自然な目覚めが得られるようにするためです。
本来人は音ではなく太陽の光を浴びて、自然に目覚めるのが一番ストレスがたまらず、寝起きがすっきりするとのことなので、これをHueを使って模倣している感じですね。
実際、このやり方をしてから寝起きは抜群にすっきりするようになりました。
一応寝過ごしたときのために、スマホも目覚ましをセットしていますが、こちらで起きるのは年に数回あるかないかくらいなので、効果は抜群ですね。
出勤時に自動でオフ、帰宅したら自動でオン
GPSを使って、指定したエリアから出るもしくは入るとオン・オフすることができます。
家族がいる場合は、あまり使えない機能ですが、一人暮らしの方であれば、これはめちゃくちゃ良いと思います。
家につくと電気が付いているとなんかほっとしますよね。
消し忘れ防止にもなるので、省エネです。
■良いところ
あらゆる面で楽
環境さえ整えれば、ごろ寝で電気のオンオフができるというのは純粋に楽です。
siriやgoogleアシスタントはもちろんアレクサにも対応しているので、声での操作もオールラウンド。
明かりの色で気分を変えられる
- 作業をする時は白系統。
- くつろぐ時は暖色系統。
- イベントの時にはカラフル。
といった感じで、様々な色で気分を買えることができます。
目から入る色の違いで作業の効率やリラックスの度合いが変わるというのは不思議なものですね。
やりすぎるとラブホテルみたいになるので注意。
セットアップもそんなにややこしくない
説明用の記事を別で用意する予定ですが、セットアップはそこまで難しいものではないです。
ルーターとブリッジを有線接続、専用アプリからブリッジとライトを接続。
あとは操作するだけ。
いまだに関連商品が増えている
Hueは2013年の9月に日本で発売されました。あれからかなりの期間が経っていますが、いまだに新製品が発売されます。
Hueを物理操作可能にするスイッチ類や、PCゲームと連動して発光パターンが変わるライトなど、魅力的な製品が継続的に発表されています。
おそらくそんなに利益は出ていない気がするのですが、IoTが当たり前になる時代を見越しての積み上げなんでしょうね。
■悪いところ
値段が高い
出来ることを考えれば、安く感じますが、庶民が導入する値段としては高いです。
僕の場合はスターターキットを試した時点で、「これめっちゃええわぁ」となったので、引っ越しのタイミングで全部Hueにすることを目論見少しずつ買い足していた感じです。
製品寿命が長いので、壊れない限り照明器具には困らないだろうという考えですね。
やっぱりスイッチは必要
気軽にオンオフするにはやっぱりスイッチが一番ラクです。
メインにスイッチがあり、補完する形でスマホを使うのが良いですね。
まとめ
PHILIPS HueライトシリーズはIoT製品の先駆けでありながら、未だにバージョンアップや新製品を出し続ける定番商品です。
スマートホーム化を進めるにあたって、視覚的にわかりやすい形で便利になるのでこの時点でおすすめです。
昔はもっと高かったですが、最近は値段もこなれてきてる感があるので、ちょっとずつスマートホーム化を進めている方はぜひこのHueを導入するのをおすすめします。
IoT製品の中には「便利になるだけ」のものも多いですが、「便利に楽しくなれる」のがHueです。
これからスマートホーム化を考えているという方には絶対にオススメなので、ぜひ一度お試しください。