管理人ふじたです。
ツイッター(@fujita7771)もやってます。
いざという時に頼りになる相棒。
それがモバイルバッテリーです。
しかしながら、容量を求めればサイズは大きく、重量は重くなっていきます。
更に充電速度を求めれば、今度は値段が……と実はベストチョイスが難しいジャンルなんですよね。
今回はそんな選ぶのが難しいモバイルバッテリー業界で、20000mAhの大容量ながら世界最軽量クラスを謳う商品。
CIOさんの「SMARTCOBY20000 18W」をレビューしていきます。
簡単スペック紹介
まず簡単に基本スペックの紹介です。
製品名 | SMARTCOBY20000 |
サイズ | 132mm × 68mm × 24mm |
本体重量 | 350g |
バッテリー容量 | 20000mAh(74Wh) |
入力 | MicroUSB 最大18W Type-C 最大18W |
出力 | USB-A 最大18W(QC4.0+) Type-C 最大18W(USBPD3.0) |
パススルー | 対応 |
内蔵バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
SMARTCOBY20000には18Wモデルと60Wモデルがありますが、今回僕が購入したのは上記のスペックである18Wモデルです。
MacBookなどのType-Cでの充電ができるノートパソコンまでフォローしたい場合はもちろん60Wモデルがおすすめですが、スマホやタブレット向けに購入するのであれば、18Wモデルで十分です。
日本での標準はiPhoneですが、iPhoneの最大充電速度が18Wであることを考えるとこの速度設定は非常にベターです。
また充電速度を上げるとコスト高になるため、18Wまでとすることで買いやすい価格設定となっています。
今回購入した理由の一つが、実はコレ日本の中小企業メーカーさんが作ってます。
大阪の守口市にある充電器・充電ケーブル・モバイルバッテリーIoT製品の総合メーカーである、株式会社CIOさんが製造販売しているんですよね。もちろん製造組み立て拠点自体は中国ですが、会社自体は紛れもなく日本の企業。
どうせ買うなら日本の企業さんの利益になってほしいよね、ということも今回の購入の決め手になっていたりします。
開封
まずはパッケージから。
よくある量販店で吊るされているタイプのプラパッケージです。
AmazonでAukeyやAnkerの製品パッケージを見慣れていると、逆に新鮮に感じますね。
パッケージ裏はホッチキスやシュリンク加工されていないので、非常にシンプルで外しやすいです。
やっぱり簡素なパッケージっていいですね。
裏書きはこんな感じ。
内容物一覧でございます。
収納ポーチがついているのは地味に嬉しいポイント。
簡単なガイドブックがついてます。
このあたりは海外メーカーに近いような簡素さ。
大事な本体外観はこちら。
側面以外は斜めにスリット加工が入っていて、マットでオシャレな印象です。
裏面には仕様シールがぺたりこ。
株式会社の文字の存在感が少し残念……w
ポート類は一方に固められています。
made in chinaですが、ポート周りの精度はそこまで粗悪な感じはしません。
側面はツヤツヤのプラ素材。
ポートの横に電源ボタンが配置されています。
反対側面にはLEDインジゲーター。
1%単位で確認ができるのが、地味に便利。
購入時で80%は残量がありました。
現行最強の相棒RAVPOWERさんの20000mAhと比べてみるとこんな感じ。
確かにこのサイズはすごい。
厚みはスリットで分かりづらいですが、わずかにCIO SMARTCOBY20000のほうが薄いです。
表記スペックは350gでしたが、実物は349.1gと0.9g軽め。
RAVPOWERさんは367gなので、なんと20g近く軽い事実。
これはなかなかの衝撃ですね。
付属品のケーブルはA to Cの短め。
意外と嬉しいのが収納ポーチ。
薄めのメッシュ素材で衝撃吸収しながら、しっかり放熱してくれそうです。
使ってみた感想
いつもはRAVPOWERさんの20000mAhでオールインワンな僕でしたが、使用用途は主にノートパソコン用。
しかしノートパソコンを使わない時にいちいち取り出して、入れ替えをするのが面倒だったんですよね。
そこで普段の仕事かばん用に別で買ってしまおうとなったわけですが、結構頭を悩ませました。
冒頭に書いたとおりですが、モバイルバッテリーは全てがトレードオフの世界。
軽さを求めれば容量少なくなり、高出力を求めれば値段が高くなり……とバランスが非常に難しい。
通勤時のスマホ充電とiQOSの充電用!
ってことは、高出力じゃなくてもいい!
こまめな充電はめんどくさいからある程度容量は欲しい!
その点CIOさんのSMARTCOBY20000は理想的でした。
18Wという現在のモバイルにおいてのど真ん中ラインでありながら、名前通りの20000mAhと多数のポート。
それでいてサイズ感は一回り小さくなり、LEDインジゲーターで安心感も与えてくれる。
購入は結果的に大正解でした!
良かったところ・悪かったところ
良かったところ
- 20000mAhの大容量
- 小さくて軽め
- 出力ポートが3つある
- LEDインジケーターでバッテリー残量わかりやすい
- パススルーが地味に便利(本体を充電しながら、スマホの充電できる)
- デザインがかっこいい
良かったところはかなりたくさんありますね!
個人的には上3つだけでも大満足ですが、LEDインジケーターがついたモバイルバッテリーは意外と少ないので、実際に使ってみて嬉しかったポイントでした。
悪かったところ
- Micro-USB(Type-B)いる?
- 入力も18Wのため充電時間が長い
- 電源ボタンとLEDインジケーターがちょうど反対にあること
- 側面のツヤツヤプラスティックが少し安っぽい
- 複数台の同時出力時、充電速度が遅くなる
悪かったところは正直止む終えない項目が多いですね。
Type-Bはもはや自分の周りでは職場も含めて、そもそもおいてなかったりするので無用の長物ですが、PS4のコントローラー充電用でType-Bがそのあたりに転がっている人とかにはいいのかも。
充電時間が長いのは、ポートの使用上入力も最大18Wなためしかたないですもんね。
しかしながら、電源ボタンとLEDインジケーターの配置に関してはもう少し考慮の余地があったのではないかと思いました。
この製品は電源ボタンを押せばLEDが表示されて、電池残量が確認できる仕様です。
ですが、そのインジケーターはちょうど正反対に配置されているので、残量確認の際にちょっと不便を感じます。
まとめ
高出力を求めず大容量が欲しい人にはベターチョイス
ノートパソコンへの充電や、超高速充電対応スマホを外出先でも爆速充電したい人以外は正直コレでいいんじゃないかと思います。
日本標準であるiPhoneの最大充電速度である18W出力であり、20000mAhの大容量。
複数ポートを備え、電池残量が見えるLEDインジケーターという安心感があれば、鬼に金棒です。
最大出力の関係でどうしても僕のような使い分けか、そもそもスマホしか充電しないという人にしかオススメできませんが、実にバランスの良い製品だと思います。
ひとまず僕としては頼もしい相棒2号ができたことなので、これからハードに使っていきます!